サブPCのCPUファンを交換してみた
三行要約
CPUを冷やしたいけど、ガッツリお金は掛けたくない
サブPCのCPUの冷却に不安があるのですが、現状ちょうど良いCPUクーラーが売っていません。
お手頃価格のトップフロー型CPUクーラー「SCYTHE 超天」は、今使っている「SCYTHE 兜2」とほぼ同クラスだと思われます。
(とりあえずヒートシンクは兜2のほうがデカい)
かといって、今更サブPCに「Noctua NH-C14S」(¥12,000くらい)とかを買う気にはなりません。
冷却性能の高いCPUクーラーは何が違うのでしょうか。
1.高い温度伝達能力
材質がアルミではなく銅・ヒートパイプの本数が多い
2.広い放熱面積
表面積の大きい、デカくて枚数の多いヒートシンク
3.高い送風能力(かつ静音)
大量の風を送れば冷える
空冷最強クラスの「DEEPCOOL ASSASSIN III」や「noctua NH-D15」が典型的な例かと思います。
つまり、現状でも風の量を増やせば冷えるハズ。
CPUクーラーのファンだけ交換
そこで、買ったのがこちら
SCYTHE WonderSnail 120 PWM(2400rpm) ¥1,080
現行ファンとの比較
「隼120 PWM」 「WonderSnail 120 PWM(2400rpm)」
ファン回転数 0+300rpm ~ 1300rpm±10% 300 ± 200 ~ 2400 rpm ± 10 %
ノイズ 0 ~ 26.1dBA 4 ~ 29.3 dBA
風量 0 ~ 73.39CFM 7.68 ~ 77.23 CFM
静圧 0~12.8Pa 0.49 ~ 35.25 Pa
大きな差は静圧が3倍くらいある点です。空気をグイグイ押し込んでくれることが期待されます。
左:「隼120 PWM」 右:「WonderSnail 120 PWM(2400rpm)」
結果、劇的に冷えた
とりあえず、CinebenchR20実行時の温度変化を測定してみました。
実行環境
CPU :AMD FX-8350(4.0GHz TDP125W)
CPUクーラー:サイズ 兜2 (+新ファン)
マザボ :ASRock 970 Extreme4
グラボ :GTX660
室温 :27度
その際のグラフがこちら
劇的に冷えました。最高温度が5℃下がっています。
千円での変化としては、大成功と言えるのではないでしょうか。
ただし、問題点が一点。
ファンの全開回転時は、それなりに音がします。
1800rpmくらいまでは比較的静かなので、普段使いでは交換による差が気になりませんが、ベンチマークやエンコード時は、明らかに音が大きいです。
2400rpmモデルは「とにかく冷却したい人」向けかもしれません。